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子どものご機嫌取りをしてませんか?2

 前回の記事で子どものご機嫌取りをすることの弊害について伝えましたが、また別の事例についてお話します。

 3歳の子どもが自分の頭の中の物語に沿って、活動を進め大人を巻き込むことがあります。大人の方も子どもに合わせて付き合ってあげることを延々と続けます。子どもは大満足だし、大人も面白がって楽しく過ごすわけですが、年を経るに連れてある時、突然その子どもは大きな失望と挫折を経験します。他児が「お前変だぞ」とか「おかしい」と指摘し始めるのです。

 子どもは、今まで大人が付き合ってくれて何の疑問も感じていなかったのですが、突然、厳しい現実に遭遇し「自分は変なんだ」とか「おかしいんだ」という否定的な自己評価を持つようになります。それが高じて自分はいない方がいいなどと言い出すのかもしれません。

 初期において、子どもの遊びに付き合ってあげるのも大事ですが、全面的に受け入れるのではなく「私にはわからない」とか少し意地悪なメッセージを入れるとか、他者の視点を伝えたりすることも大切だと思います。

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