
強度行動障害の予防
厚生労働省の新型コロナウィルスの予防ポスターを参考にして、強度行動障害のポスターを作ってみました。

自閉症の人の支援は楽しい!
先日、山口の生活介護施設のコンサルテーションに行った際に駅まで送ってもらう途中で、職員さんが「自閉症の人の支援は面白いと言ったら不謹慎なんですが、なんだか楽しいですよね」とニコニコしながら話していました。その職員は、学校を出てすぐにその法人に勤めはじめて、入所施設を経験して生活介護に移動してきたばかりです。その人は、自分でもどんどん支援の研修や勉強に出かけて行っています。 確かに自閉症の人の特性を理解して支援をきっちり行うと、いろんなユニークな個性を見せてくれるのが自閉症の人たちなんです。ノースカロライナ州のTEACCHで働いている人たちはみんなそう言いますし、日本でも同じように自閉症の人の魅力にはまった人たちはみんなそうです。 自閉症のことを理解していない事業所の中では、利用者の人も行動問題を多発しており、職員の方も疲れていたりうまくいっていないことが多いように思います。 私は自閉症の人の魅力を理解して欲しいと思っています。

ホールデンはいつの時代にもいるんだな
コロナの影響で仕事もなくなり、どこにも行けないので、最近は本を読んだり、DVDで映画を観たりしています。ビデオ店で見つけたちょっとマニアックな映画から、ふと「ライ麦畑でつかまえて」が気になり始めました。サリンジャーによって執筆されて半世紀以上経ちますが、全く色あせない。というのも、このような仕事をしていると特にホールデンのような青年とよく出会います。その子たちは、この本やサリンジャーのことも知らないから、多くのマニアとは違うと思うんです。こういう本が、これからも残っていく普遍的な古典になるんでしょうかね。