

平成31年4月6日自閉症啓発デイイベント
今年の北九州での自閉症啓発イベントは、例年ではない晴れの良い天候の下で行われました。以下は、北九州市自閉症児者の未来を考える会の森山会長の挨拶の言葉です。 自閉症とは何か、発達障害とは何か、そして何が困るのか、
とても広い概念で、様々なタイプがあって、一言で言うのは難しいですが、
脳の働き、心の働き、に凸凹、苦手な部分や、得意な部分があって、
感覚や感じ方の違いがあって、過敏であったり、鈍感であったり、
興味関心の対象が限定的で、特定のことに強いこだわりがあったり、
書く・読む・聞く・話す・計算するといった特定の行動だけが困難であったり、そのような性質のために周囲の人とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、トラブルになったりすることが、困ることの大きなものです。
さらに、パニック、問題行動、ひきこもり、精神疾患、などの深刻な問題に発展する可能性もはらんでいます。 近年、障害者の権利条約により、障害の社会モデルへの転換がうたわれました。社会モデルとは、障害のある人の単独の問題ではなく、社会の人々や環境とのやり取りのなかで様々な問題


諦めず何度でも粘り強く取り組む
飛行機で移動する時には、福岡の航空会社であるスターフライヤ―に乗ることがよくあります。黒を基調にした機体でデザインも格好いいですし、機内の座席も広めで乗り心地は、とても良いですね。移動中は、機内で仕事をしたり本を読んだりするのですが、スターフライヤーでは機内プログラムも充実していて、いつもお気に入りの海外のドラマ番組を見ています。最近やっているのは、ドクターフーという英国BBCのSFドラマで、英国では数十年の長きにわたり国民的な人気を得ていて主人公のドクターは何代も代わっているようです。国民的な人気が長年続いて、主人公が何代も入れ替わっていると言えば日本で言うと水戸黄門みたいな感じですかね。でも水戸黄門は終わってしまいましたが、ドクターフーは現在も続いています。 機内のプログラムが何代めかはさておき、あるシリーズはドクターが、脱出するにはダイヤよりも固い壁を突き破らないといけない城のようなところに閉じ込められるというものでした。しかもドクターは怪物に追いかけられながら、怪物に捕まえられると数時間のうちに死んでしまうのです。死の間際に再生のための処


ASD児はリアクション芸が好きなのか?
今日は保護者の面談日で、お子さんのことをいろいろ聞きました。最近、ゴルフの番組を見るのが好きだそうです。グリーンでのアプローチでゴルフボールがホールに落ちる、かすってぎりぎり入らないところを見て、ニコニコしているそうです。もともとピタゴラスイッチが好きで、うちでも手作りのビー玉を転がすクーゲルバーンを用意すると毎回、楽しそうにやってくれます。ボールが落ちるという共通点でゴルフの番組が好きなんでしょうか。また”落ちる”ということから派生してか、お笑い芸人の番組で舞台から落ちる場面を見るのも好きなのだとか。芸人さんが落ちるのを見ると声を出して笑うそうです。さらに”落ちる”から派生してか、水泳を見るのも好きだそうで、スタートで一斉に選手がプールに飛び込むところを好きで見ているそうです。これも飛び込み場面で声を上げて笑うそうです。 さて目の前で起こっていることに関しては、感受性が高い自閉症の人ですが、内的な出来事に対しては、感受性が低いようです。