【研修レポート】7月7日開催!ポジティブ行動支援北九州
- Shigeru Imamoto
- 14 分前
- 読了時間: 3分
🎋【ポジティブ行動支援 北九州 研修レポート:7月7日開催】 七夕の日、願いを込めるように…「好き」「嫌い」という人の感情と行動のつながりに焦点を当てた、実践的かつ温かな研修を開催しました🌟今回のテーマは「好き嫌いから見えてくる人の行動」。単なる好みを超えて、行動支援の根幹にある“感情の背景”をグループ演習を交えながら深く学ぶ時間になりました。
🔍内容のポイントは、ABA(応用行動分析)の考え方をベースに、専門用語に頼らずに日常の文脈で理解できるよう工夫された構成。
好き・嫌いは、強化子や弱化子と関係している
言葉や経験を通じて広がっていく
場面や状況によって変化する(例:お腹がすいているときはより好きになる、など)
好きなことが急に失われたり、嫌なことが突然起こると、問題行動につながる
これらの理論的な柱を、日常的なエピソードをもとに体験的に学べる演習形式で進行。参加者からは「なるほど!」「現場で明日から使える」などの声も聞かれました。
👥グループワークでは「C君の事例」が紹介されました。 C君は家族との外出が大好き。でも、外出先で自動ドアの開閉を何度も見たり、エレベーターやエスカレーターに繰り返し乗ったりする様子に、周囲の視線や注意が気になる家族は戸惑いがち。止めると癇癪がひどくなり、結局30分以上付き合うことも。
参加者はペアや小グループに分かれて、 ①なぜ癇癪が起こるのか? ②その行動を減らしたり、望ましい行動を支援するにはどんな方法があるか? について自由に意見を出し合いました。
🌱その中で、支援学校・通園施設・放課後デイサービスのスタッフによる印象的な提案がいくつも登場:
支援学校Aさん 好きなことを止められる苦しさ、急な制止への混乱。代替案としては「急にダメと言わず、時間を決める」「家族以外の人との外出で自由度を調整する」といった実践的なヒントが。
通園施設Bさん 禁止されることのストレスを回避する方法として、「動線を工夫する」「次の楽しみを予告する」「電源を切るなど物理的な環境調整」を提案。現場ならではの柔軟さが光りました。
放課後等デイサービスCさん 活動スケジュールで視覚的に流れを示し、タイマーやパーテーションを使って見通しと刺激の調整を図る…など、子どもの安心感を重視した支援方法が共有されました。
🧩このように、それぞれの施設・立場だからこその視点が集まり、支援の工夫が広がる瞬間がたくさん生まれました。「好き」「嫌い」という感情をきっかけに、誰かの安心につながる行動支援を一緒に考える—そんなあたたかな研修になりました。
📢今後も、北九州ポジティブ行動支援では、理論と実践を結ぶ研修を展開予定です。支援に悩む方、学びを深めたい方、誰かの笑顔のためにヒントを探している方…ぜひ次回、ご参加ください✨ 詳細や資料配布のお知らせはブログで随時更新しています。ぜひフォローして、次の一歩につなげてみませんか?
ABAユーチューブチャンネル「こんなときどうする?」

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