
注意を促す
いろんなところで公共のマナーが守れていないなあと思うことがよくあります。注意をしたいけどつい見過ごしてしまうこともあります。コロナ禍で、周りで気になる人に対して警察に苦情を言ったり、自ら名乗らないで張り紙をする、他県ナンバーの車に傷をつけるなどの行為に対して”自粛警察”という言葉もあります。 間違った行為を正すための試みは大切だと思いますが、慎重にしないと大変な目に遭うこともあります。しかし、黙っていると本人は承認されたと勘違いしてしまうかもしれませんし、黙っている本人は悶々とした気持ちが解消されないでしょう。また相手を傷つける行為も許されることではありませんし、単なる思い込みだったり、感情的な反応を引き起こしてトラブルに巻き込まれてしまうかもしれません。 このような問題を地域の一住民として対応するのに、どのような心構えで対応すればよいのかについて考えてみました。 1.まず伝えようと思う相手が危害を加えそうな人かどうかを見る 相手が暴力的に反応する人かどうかを確認し、危険な感じの人だったら直接言うのは避けます。どうしても直してもらわないと困るよう

不安を煽るだけで社会に害を与える情報は報道の仕方を考えてもらいたい
コロナ禍の中、感染のリスクや生活の制限、経済の面で不安を抱えながら生活している人は大勢いらっしゃると思います。テレビやSNSなどで毎日それに関連する報道がされていますが、これはどうかなと思うことも多々あります。それは私たち発達障がい、自閉症の人の支援にあたっていると、そのような人にダイレクトに負の影響を与えるような報道があると思います。 そのような例で言うと「スーパーに〇〇がない」というような報道がされることがあります。ニュースキャスターが口頭で「今〇〇がありません」と伝えるだけでなく、実際に商品棚に商品がない状況が大々的に画面に映し出されます。さらに追い打ちをかけるようにお客さんへのインタビューで、その商品がないことへの困窮と不安の感想を引き出します。 そうすると一般の人は、ますます不安に駆られて必要以上にそれを買い求めたり、買い貯めたりして、品薄の状況に陥るという負のスパイラルになります。そのことを専門家に指摘されて、キャスターが補足的に「〇〇は十分にありますから」とか「必要以上に買い貯めるのはやめましょう」と注意喚起を行います。 不安は、私