

強度行動障害の人を受け入れている施設1
先月、愛知県にある「たくと大府」という生活介護事業所の見学に行ってきました。こちらは今年の5月に名古屋でティーチ研究会の研修会に講師として呼ばれた際に、世話人の林さんに強度行動障がいの事業所をやっているので来てみませんかと言われて行ってみました。まだできて2年余りの新しい事業所です。地域で強度行動障害の人を受け入れる施設をTEACCHの支援の考えを元に運営するという目的で建てられたものです。ほとんどの利用者が自閉症の方です。そのため支援のノウハウを持った林さんが所長として招かれました。 林さんは、環境を構造化することでほとんどの強度行動障害の人が一定の水準まで落ち着きますとおっしゃいます。ですから建物を建てる設計の段階から林さんは関与されています。構造化とは、自閉症の人が、混乱ないわかりやすい環境を整えることで生活への適用を高めるための支援です。 林さんは以前から強度行動障害の人を受け入れている施設に勤務された経験から、新しい施設で取り入れたものを紹介してくれました。 1.施設全体が回廊になっている 林さんはこれまでの経験から、行き止まりのある袋


「職業的自立と福祉サービスの上手な活用が変えるわが子のQOL~日本一わかりやすい福祉制度の解説と活用の実例に学ぶ~」
1. 開催日 2019年1月12日(土) 2. 会場 東京都千代田区永田町2-11-1山王パークタワー28階NTTドコモ本社会議室AB 4. 費用 無料 5.申し込み方法 お手数ですが、別紙「参加申込書」に必要事項記載のうえ、event_hearty@nttdocomo.com までメールにて返信してください。 ★複数の参加要望が想定されるため、ファイル名に学校・企業名、参加人数を記載して 送信をお願いいたします。 Ex:「(ドコモ・プラスハーティ/3名)参加申込書」 6.申し込み期限 2018年11月20日(火)必着
電子マネー・仮想通貨と発達障がい
時代も変わり、現金でのやり取りから電子マネー、はたまた仮想通貨でのやり取りに変わってきました。私は、仮想通貨はまだ使っていませんが、電子マネーは交通系カードを始めよく使っていますし、大変便利です。先日も某事業所の居宅支援において、買い物はできるけれども、紙幣でのやり取りしかできず、硬貨の概念が入っていなくて、硬貨での買い物ができないAさんの支援について相談がありました。私は、開口一番「電子マネーでやり取りするように支援してはいかかですか?」と答えたら、年配の支援者は口をポカンとされてましたが、若い支援員の方は「それはいいですね」と上々でした。育ってきた世代によって反応の違いがあると感じました。 一方で同じ事業所の相談部門の人からこういう話を聞きました。ある相談員の方が、企業で働いているBさんから最近結婚を考えているという話を聞きました。そして次の相談日には、好きな女性ができたという話を聞きました。しかし数か月後、Bさんが多額の借金を抱えているという問題を保護者から聞くことになりました。Bさんに聞くと、彼女ができたのは出会い系サイトからで、ずっとサ