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諦めず何度でも粘り強く取り組む

 飛行機で移動する時には、福岡の航空会社であるスターフライヤ―に乗ることがよくあります。黒を基調にした機体でデザインも格好いいですし、機内の座席も広めで乗り心地は、とても良いですね。移動中は、機内で仕事をしたり本を読んだりするのですが、スターフライヤーでは機内プログラムも充実していて、いつもお気に入りの海外のドラマ番組を見ています。最近やっているのは、ドクターフーという英国BBCのSFドラマで、英国では数十年の長きにわたり国民的な人気を得ていて主人公のドクターは何代も代わっているようです。国民的な人気が長年続いて、主人公が何代も入れ替わっていると言えば日本で言うと水戸黄門みたいな感じですかね。でも水戸黄門は終わってしまいましたが、ドクターフーは現在も続いています。

 機内のプログラムが何代めかはさておき、あるシリーズはドクターが、脱出するにはダイヤよりも固い壁を突き破らないといけない城のようなところに閉じ込められるというものでした。しかもドクターは怪物に追いかけられながら、怪物に捕まえられると数時間のうちに死んでしまうのです。死の間際に再生のための処置をすると怪物に捕まった人体は死んでしまうのですが、再生したドクターがまた活動を始めるのです。ドクターはとにかく壁にたどり着いては、壁をたたき割ろうと何度も拳をぶつけます。しかしダイヤよりも固いのでなかなか割れず、怪物に捕まっては死に、再生を繰り返しては、同じことを数千万年も繰り返すという荒唐無稽な話です。

 しかし、ついに数千万年後にドクターはダイヤよりも固い壁を突き破り、外に脱出することができました。ちなみにドクターは、タイムマシーンでどんな時代にも、宇宙のどこにでも旅ができるタイムトラベラーでもありますから、数千万年経過しようが関係ないのでしょうか。ちょっと見ていて気が遠くなりそうですが、子どもの頃に荒唐無稽な想像話を友だちとしていたのを思い出しました。英国人はこんな話が好きなんでしょうかね。

 一見、荒唐無稽に見えますが、こういう話は何か現実のメタファーであると思います。私は、どんなに死ぬほどの困難があっても、目標(信念)を持って死ぬほど努力すれば、何かが得られるということを感じました。たしかノーベル賞を取った山中伸弥教授が、成功のために必要なことはVWだとおっしゃっていたのを思い出します。Vはビジョンを持つこと、Wはハードワークです。これは、山中教授が米国に留学中に指導教授から授けられた言葉で、「仕事は楽しいかね?」という本を読んで参考にされたそうです。ちょっと読んでみようと思いました。

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