シールをズルして貼り付けてしまった!

トークンエコノミーシステムも学校や事業所でよく見かける支援になってきました。トークンエコノミーシステムは応用行動分析ABAから発展してきたものです。

先日、作業学習にトークンを取り入れている場面を見せていただきました。監督者は前の席に座っていていて利用者が作業を完成するのを待っているだけです。みんな粛々と作業を行なっていましたが、作業が終わってから、監督者の方から疑問がぶつけられました。

毎回、目標とする完成個数を決めてもらい、完成する度に前まで報告してもらいシールを渡すようになっています。この前、ある生徒のシートを見せてもらったら、貼り直しをしたと思われるシールをたくさん貼っているので、どうしたの?と問い詰めると他のシートから剥がして貼ったということがわかりました。そしてその生徒は泣き出してしまったそうです。

トークンシステムをうまく活用するには、まず適切な標的行動の設定が大切です。どのように設定すればよいでしょうか?

目標設定は、完成個数で次回の目標は前回よりも少し多くするようにしていたそうです。そうするといつか限界に達するわけですが、それでは無理をしてシールを集めることになります。会社の営業とかでも、ノルマを目標にしてしまうと営業員は苦しくなります。そして不正も起こりやすくなるのではないでしょうか。

ですから、ある程度、個数などの目標が限界に達したら、この表の下にあるような丁寧に作業をするなど、他の目標にした方がよいと思います。もちろん、丁寧に作業をすることも具体的に定義する必要がありますが。

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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