顎を叩く自傷のある成人女性

 今日は北九州市の発達障がい者支援センターつばさ主催の行動障害研修会の最終日でした。前回は、行動を理解するためのABC分析の講義を行い、実際の事例を事業所の方に出していただき、対処法の計画を立てる演習を行いました。その後は、職員の方が事業所に持ち帰り実践を行って今日はその実践結果の報告会でもありました。

 その前に私のコミュニケーション支援の講義があった後に、フロアーから質問がありました。成人施設に勤めていらっしゃる職員の方から、顎を叩く自傷のある女性Aさんの支援について、私が講義の最後の方で話したペナルティの方法が適用できるかどうか聞いてこられました。その職員は、その利用者が自傷を始めたら顎を叩く絵に×マークをつけたものを提示してみたそうです。するとAさんはニコニコしてその絵を見るものの行動は止めなかったと言います。

 まず対応方法を考える前に行動の「機能」を知る必要があります。行動上の問題があると普通は、その行為自体、行動の「型」に注意が行きがちです。人を叩くとか、服を脱ぐとか、頭を打ちつけるというのは全て行動の「型」です。その行為自体はとても忍び難いことではありますが問題の本質を探るには「機能」を知る必要があります。

 機能というのは、行動が環境に与える影響や働きのことです。たとえば、ドライバーの「型