正確に伝えないと・・・

今日は、昨日行った就学前のお子さんのPEP3の結果についてお伝えする日でした。昨日のPEPの実施は、初めて来る場所、初めての検査者にもかかわらず、順調に行われたことに親御さんもびっくりした様子でした。帰ってからも「楽しかった」と言っていたそうです。

実は、部屋の写真や私たちの写真を事前に撮ってもらい、実施する前の日に本人に見せていました。夜もじっくりとスマホの画像をスクロールしながら見ていたそうです。私たち自閉症の専門家の間では、「自閉症の人には予告、予習が大事」ということが常識になっていますが、まったくその通りだと思います。

もう1つ、事前に写真を撮って帰る前に親御さんに伝えたことが、あります。帰り際に保護者の方が「本人はABCで遊べるよ、と伝えますね」と言われていたので、「それだと勘違いするかもしれませんから、お勉強もすると伝えてください」と念を押すように付け加えました。

そのかいもあってか、当日は順調に検査ができたと思います。ある程度、言語理解があって認知の高い自閉症の人には、ことばを正確に使うことが大切になります。面談でもう1つ保護者の方がエピソードを紹介してくれました。ある日、採血をすることになり、事前に「注射をするから」と伝えて病院に出かけたそうです。でも、いざ採血が始まると大泣きをして何とかやり終えたそうです。

後日、その時のことを親に「寝転んで押さえられたのが嫌だった」という趣旨のことを伝えてくれたそうです。その子は、注射の経験もあって座ったままで注射器を当てられていたのに、採血ではベッドに寝転んでされたため、予想と違うことに戸惑いがあったようです。正確に伝えることの大切さを認識したとのことでした。

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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