正確に伝えないと・・・

今日は、昨日行った就学前のお子さんのPEP3の結果についてお伝えする日でした。昨日のPEPの実施は、初めて来る場所、初めての検査者にもかかわらず、順調に行われたことに親御さんもびっくりした様子でした。帰ってからも「楽しかった」と言っていたそうです。

実は、部屋の写真や私たちの写真を事前に撮ってもらい、実施する前の日に本人に見せていました。夜もじっくりとスマホの画像をスクロールしながら見ていたそうです。私たち自閉症の専門家の間では、「自閉症の人には予告、予習が大事」ということが常識になっていますが、まったくその通りだと思います。

もう1つ、事前に写真を撮って帰る前に親御さんに伝えたことが、あります。帰り際に保護者の方が「本人はABCで遊べるよ、と伝えますね」と言われていたので、「それだと勘違いするかもしれませんから、お勉強もすると伝えてください」と念を押すように付け加えました。

そのかいもあってか、当日は順調に検査ができたと思います。ある程度、言語理解があって認知の高い自閉症の人には、ことばを正確に使うことが大切になります。面談でもう1つ保護者の方がエピソードを紹介してくれました。ある日、採血をすることになり、事前に「注射をするから」と伝えて病院に出かけたそうです。でも、いざ採血が始まると大泣きをして何とかやり終えたそうです。

後日、その時のことを親に「寝転んで押さえられたのが嫌だった」という趣旨のことを伝えてくれたそうです。その子は、注射の経験もあって座ったままで注射器を当てられていたのに、採血ではベッドに寝転んでされたため、予想と違うことに戸惑いがあったようです。正確に伝えることの大切さを認識したとのことでした。

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