物理的構造化 vs. 視覚的構造化

私はたまにスーパーに買い物に行くことがあります。買う物もほぼ決まっているのでイメージ通りにいつものコーナーを曲がって商品棚を見てみると・・・「な、な、な、ない!」。ちょっと戸惑って天井からつり下がっている商品案内表示を見てみると、いつもと違う看板がかかっています。「売り場の模様替えをしたんだ!なんてこった!」と内心思いながら、看板の表示を見渡してみましたがよくわかりません。そこで近くいる店員さんに聞きました。「黒ゴマペーストはどこにありますか?」

場所の変更に弱い自閉症の人には構造化の支援で言われている物理的構造化って活動と場所の1対1対応によって落ち着いて活動の自発を促す支援を行います。様々な都合上場所の設定を変えなければならないことが生じます。ある入所施設では建物をリフォームすることになり、利用者が帰省してる間にせっせと綺麗にして壁の穴や剥がれた壁紙も一新したのですが、その利用者が戻ってこられた時に大混乱を示したそうです。その人は自閉症で場所や位置のこだわりが強くちょっとした変化にも不安を示すタイプだったそうです。私がスーパーで経験したことととは比べられないでしょうが、なんとなく気持ちがわかる気がします。

ではこのように環境を変えなければならない状況になったときにどうすれば良いのか?スーパーの例でいうと案内表示を変える、つまり視覚的構造化を使うことになるのだと思います。私は頻繁にスーパーに買い物に行かないので、たまたま行ったときに売り場の模様替えに遭遇しました。もうひとつ必要なのは「予告」でしょうか。あまりに変化が弱い人に対しては漸進的な変更を行うことだと思います。

でも視覚的構造化に応じられるようになるためには本人が視覚的指示に応じられるようになっていなければなりません。何かスキルを教える療育の必要性を感じますね。

特集記事
近日公開予定
今しばらくお待ちください...
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
0

(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

お問い合わせ先

〒804-0072

日本福岡県北九州市

戸畑区元宮町7-16-102

電話&ファックス

TEL:093-287-7662

FAX : 093-330-4239

メール

simamoto66@gmail.com

​担当:福田

合同会社

  ABC研究所

 

代表:今本 繁

  • Facebook Social Icon
  • Twitter Social Icon
  • Google+ Social Icon
  • YouTube Social  Icon