二語文を理解するイルカたち

 9月の頭、子どもたちの夏休み最後の週末は、北九州の自閉症協会のバスハイクにご一緒させていただきました。一日目は、ハウステンボスでの周遊でしたが、豪雨とバッティングして大変でした。午後の遅い時間にようやく雨も小降りになりましたが・・・。夜はロボットが受付をしている変なホテルに泊まりました。

 2日目は一転快晴の天気になり、九十九島の水族館に向かいました。駐車場は、外国人の観光バスが何十台も連なって渋滞でしたが、私たちのマイクロバスはすんなり入れました。館内に入るとちょうどイルカショーが始まるというので、みんなそこに向かいました。みんな大人しく観れるかなと思っていたら、ショーが終わるまで誰も離れることはありませんでした(こういうときに、子どもたちの成長を実感します)。

 そこで面白い出し物がありました。トレーナーがイルカにボールや円盤などの5種類のアイテムを指定し、次にその場所に行って、タッチやジャンプなど5種類の動作を実施させるというものでした。面白いのは、アイテムをイルカに示す時は、イラストを使い、次に動作を示す時はサインを使っていたことです。

 たとえば、トレーナーがボールのイラストをイルカの前で見せ、すぐにジャンプのサインを出します。するとイルカは、ボールの前まで来てジャンプをするのです。そのようなトレーナーの指示をイルカは3種類くらいの組み合わせでこなしました。これは、まだ試行したばかりで研究中のことでした。保護者の人たちの感想は、「イルカは2語文がわかるんだ」「ペッ〇スと一緒だ!」「うちの子の方がもっとできる!」などなど。

 言語の働きは複雑で頭のいいイルカでも2語文の理解がようやくなんですね。アイテムの指示はイラストで、動作の指示がサインなのは、違うモードの方が混乱がないからなのかなと思いました。身近なようで言葉って不思議だなと改めて思います。

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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