7月15日の新宿でのコミュニケーション7つ道具セミナー

 久しぶりに東京でセミナーを行い、体調不良で参加できなかった方1名を除いて遠くは静岡から全員参加されました。会場が狭くて申し訳なかっったですが、受講者同士での練習など盛り上がりを見せました。行動形成のためのプロンプト&フェイディングの練習を実際にやっていただくのですが、こればかりは講義を聞くだけでは習得ができません。自分の体を動かしてやってみる必要があります。視覚支援についての解説はしているけど、実際にどうやって行動を教えていくかという事に関しては、昔から応用行動分析の強みだと自負しています。

 プロンプトの中でも、言語指示や言語プロンプトが一番多く使われていると思います。でも実際の指導の現場では、多用され過ぎていて弊害が生まれているように思います。まず言語指示が多くなると、それに対する反発が生まれて不適切行動が増える、さらに注意引き行動が増えるという面です。第二に成人施設などで多く見られるのは、言語指示が多くて利用者の指示待ちが増えるという面です。そのような場面では言葉かけを減らし言語プロンプト以外の方法を使うことです。

 言語プロンプト以外では、身体プロンプトやマニュアルガイダンスという方法があります。手や身体を保持したり動かして動きや動作を教える方法です。これも触覚過敏がある人には使いにくい面がありますので、他にモデリングや見本提示、指さしやジェスチャーで行動を促す身振りプロンプト、視覚的にやり方を提示する視覚プロンプトがあります。

 他にもいくつか質問を受けているのでお答えしたいと思います。7つ道具の中にトークンシステムがあります。トークンの使い方としては、行動形成の動機づけとして使う場合と、仕事の報酬として渡す場合があります。後者の場合は、私たちの給料と同じようなものなので無くしたりはしませんが、前者の場合は行動形成が目的なのでいったん行動が身について自然に強化されるようになるとなくしてもいいのです。無くし方は、ご褒美をあげる頻度を少しずつ少なくしていく方法やトークンをあげる目標を別の事柄に切り替えていく方法があります。

 7つ道具の実際の作り方についての質問がありました。これは7つ道具をセットにした教材を時機に販売する予定です。

 行動問題の対応に関する質問もありました。今回のセミナーは主にスキル形成を目的としていましたが、間違った行動や行動問題については、8月19日に錦糸町で「行動問題の理解と対応」というセミナーがあります。

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