褒めることの全般的な効用

 宗像にあるあっぷぷーという放課後デイサービスは、サッカーを活動の中心に据えたユニークな試みをしています。運動を中心にした療育は、様々な効用があります。まず発達障がいのお子さんは、学校や様々な環境でストレスを抱えていることが多く、運動をすることは負のエネルギーの発散に効果があります。また適度な運動は行動問題のリスクを下げると言われています。

 中でも私が注目するのは褒められること、人に認められることの効果です。この事業所には、他の事業所では粗暴行為が多く利用を敬遠された子どもも何人か来ています。最初はルールを守らなかったり、粗暴行為も多少あったのですが、支援者に褒められることで自尊心を取り戻し、行動問題を減らしています。

 サッカーはゲームのルールが簡単で、ボールが動いている限り、子どもたちも動いており、プレーの瞬間瞬間にほめる個所がたくさん散りばめられています。ちなみにルールは「ボールを手を使わずに相手のゴールポストに入れる」という単純なルールからスタートして、難しい戦術などについては言及しません。ですから、始めた当初は、全ての子どもがボールの周りに集まる団子サッカー状態だったそうです。しかし、団子状態ではボールが動かず、ゴールに向かいにくいことや子ども同士のトラブルが多いことを直接経験したり、コーチが瞬間的にフィードバックすることで、徐々に、パスやドリブルでボールを回すことを習得していきました。

 「実行⇔フィードバック」のサイクルがうまく回ることで、自然に行動が落ち着いてくるいい例だと思いました。

日々の取り組みがブログにあっぷされているので見てみてください。http://munakata-uppu.com/blog/

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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