聞き分けの良い大人でいることは良いことか②

さて実際にご夫婦で合意に達したことはというと・・・

まず、ご飯の間にテレビを消すというプランA案は、夫婦でお互いに合意が得られず却下されました。

 プランB案は、お父さんと子どもの晩ご飯を食べる時間をずらすというものです。お父さんは、少し遅い時間に会社から帰宅するのですが、お母さんは子どもを待たせて一緒に食べるようにしていました。お父さんも、食べないで待ってないといけないというこだわりはありませんでしたので、子どもは早めに食べるということでテレビのチャンネルの問題はなくなりました。

 それから母親への噛む行為についてですが、以前までお母さんは子どもが噛みにやってきてから抱っこをしていたそうです。これでは噛む行動が強化され、抱っこをする要求にもなっていました。またわざと母親の手を噛ませた後に子ども自身の手を噛ませて「痛いでしょ!」と伝えていました。もちろん、こういうやり方でも効果があれば構わないのですが、案の定うまくいっていませんでした。お母さんは、自分で痛いことがわかれば母親を噛まなくなるだろうという目論見でした。しかし、自閉症のお子さんは相手の気持ちを想像するというのが難しく、まだ3歳でもあるので難しい課題でした。

 ある日、お母さんは子どもが噛むのを何とか避けていると子どもの方からあきらめて、「抱っこ」というので抱っこしてあげると噛まないでいられたと報告されました。お母さんは、試行錯誤で噛む行為を消去したのです。

特集記事
近日公開予定
今しばらくお待ちください...
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
0

(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

お問い合わせ先

〒804-0072

日本福岡県北九州市

戸畑区元宮町7-16-102

電話&ファックス

TEL:093-287-7662

FAX : 093-330-4239

メール

simamoto66@gmail.com

​担当:福田

合同会社

  ABC研究所

 

代表:今本 繁

  • Facebook Social Icon
  • Twitter Social Icon
  • Google+ Social Icon
  • YouTube Social  Icon