見ること vs. 観察すること

 今日は何年も訪れている山口の成人施設のコンサルテーションでした。施設長を始め職員の方々は大変熱心ですし支援に対する基本的な考え方を共有しています。あとは行動分析的なものの見方、行動の見方を伝授すれば職員の方が自ずと支援の取り組みができるだろうという目論見のもと朝一番の講義を行いました。今月のテーマは観察と記録です。行動を理解するには、まずそれをよく観察し記録することですが、それをわかりやすく説明するにはどうしたらいいか長い間迷い続けていましたが、たまたまいい本に巡り合いました。それが「シャーロックホームズの思考術」です。皆さんもご存知の英国を代表する推理小説アーサー・コナンドイルの世界的ベストセラーを題材にした本です。この本の冒頭に、ホームズがワトソンに見ることと観察することの違いを説明する箇所があって、「これだ!」と閃き、今日の講義に使わせてもらいました。

 「皆さんはこの施設に来て毎日働いて階段も何百回も上り下りして、この建物の階段を何百回も見ています。でも階段が何段あるかわかりますか?」皆さん、知らないと答えます。これが見ることと、観察することの違いとホームズは述べています。私はこの掴みを基にその後の観察と記録の話を続けました。

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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