くしゃみを極端に嫌がる中学生

 D君は特別支援学校中学部の3年生でもうすぐ卒業します。ある事情から高等部には進学せず成人の事業所に入ります。家には両親と4つ上の大学1年生のお姉さんがいますが、前から特にお姉さんに対して変な対抗意識があるのか、お互いに相性が良くありません。お姉さんも高校までは部活や塾で夜遅く接点も少なかったのですが、大学に入学してから、夜家にいる時間が長くなり接点が多くなったのでぶつかることも多くなりました。Dくんは人のくしゃみや咳払いが大嫌いで、両親でも叩くような仕草をして嫌がります。お姉さんに対しては、髪を引っ張ったりして泣きながらひどい攻撃行動をするので親もほとほと困っています。そこで行きつけの病院のドクターに聞くと精神薬の量を少し増やしてくれました。そして写真のような本人に家族がくしゃみをすることやそれについて感じていること対処方法などを説明したイラスト文を両親は用意しました。

今年1月初旬からこの取り組みを始めるとお姉さんへの攻撃行動は半分以下に減ったそうです。攻撃しようとすることはあるので親も止めようとすることもあるのですが、以前は逆切れされて親の方も攻撃されていましたが、それも幾分緩和されたそうです。特に気分を切り替えるヘッドマッサージは効果的のようです。

タグ:

特集記事
近日公開予定
今しばらくお待ちください...
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square

(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。優秀な心理スタッフにより守秘義務など厳格な倫理基準を守って業務を行っています。