社会の中に様々な個性があっていい

私が、約20年前に精神病院で心理士として働いている時に精神医療分野のワーカーさんたちが、患者さんと社会でバリバリ働いている人との関係性について言及する時にこのメタファーを使っていらっしゃいました。最近、偶然近くの図書館で見つけて読んでみたら、とても面白かったので紹介します。 アリやハチなど、個体が集まって分業しながら生きている昆虫を社会性昆虫と言うそうです。そして表向きは働きアリもハチも、常に動き回っている印象がありますが、実際には全体の7割はそうでもなく、1割は働かないそうです。一生懸命動き回っているのは2割というのです。経済学でも、パレートの法則などで「8:2の法則」などと言われますが、進化生物学の分野でもそれが当てはまるそうです。 個体の中に運動性の差があることで、群れ全体の存続には有利に働くのだそうです。全個体が動き回る群と、そうでない個体に差がある群れを比較した研究があるのですが、後者の方が全体が生き残る確率が高いと言います。前者は、一斉に全ての個体が動くので疲れるのも一斉で、幼虫の世話など他の作業が滞り、全滅に向かうのだそうです。一方、後者は働いていた個体が疲れてくると、徐々に反応性の低かった個体が働くようになり全体の存続に有利に働くそうです。 私たちの社会も、発達や障害において様々な個性があって共存することに、意義があると思うので、それを裏付ける研究成果に共感した次第です。著者も最後の方でそのような考察をされています。

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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