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話題作「道草」の宍戸監督と会食させていただきました

道草の宍戸監督が映画のプロモーションのため北九州に来られていたので、一丁目の元気で合流し、会食にご一緒させていただきました。気さくな性格でとても話やすく、とてもユニークな方でした。

映画は、重度の知的障害と自閉症、行動障害を併発している3人の人に対して、地域での暮らしを応援するNPOの支援者たちの取り組みを描いたものです。私の専門分野に近い人でこの映画をご覧になられた方からは、「視覚的支援が行われておらず、ことばがけが多くて本人を混乱させている」という批判も受けています。ですから、専門的に最善の手立てが取られているわけではなく、そのことを期待して観ないでください。

私は重度の知的障害のある自閉症の人の成人期の暮らしの選択肢の1つとして、施設ではない支援付きの一人暮らしというものがあって、今の仕組みをやりくりして努力すれば何とかできるというモデルとして観てみたいと思います。

かといって私は入所施設や病院、学校の役割を否定しません。その人の置かれた状態によって様々な選択肢があっていいと思いますし、残念ながら仕方なく選ばざるを得ない状況もあったります。人生の中で自分の持ち家や借家で暮らす時もあれば、学校に通い学びの時期もあり、病院に入院する時もあれば、施設に入って暮らすこともありますから。人それぞれが、より良い選択ができ、それぞれの環境がより良いものに変われるように努力したいと思います。

今月10月19-25日まで、小倉昭和館で道草の映画の上映があります。22日は監督のトークショウがあるのでまた行きたいと思います。前売り券は、かなり少なくなっているそうです。




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