June 18, 2018

 刈谷市で愛知、三重のわかばの杜という事業団体向けのABC研究所の講演会を行ないました。まだ立ち上げて5年ほどの若い事業所ですが、とても熱心な職員80名程が集まって、午前と午後の講演会に参加されていました。聴衆と近い距離で話させていただいたせいか、反応が良く話しやすい雰囲気でした。しかし、質問は講演会が終わった後にぞろぞろと来られたので意外にシャイな面があるんだなと思いました。
 

①昆虫好きの小学生の子どもの話題にはす付き合ってあげた方がいいのか?

 基本的には好きな話題に付き合ってあげることは、支援者との信頼関係を作る上で大切だと思...

June 12, 2018

 先日、インターネットばかりして教師が提示する学習活動を拒否する通常学級の特別支援学級にいる小6の男児の相談を受けました。教師の話を聞き、教室での様子を観察すると、その生徒は教室にやってくると自分でノートパソコンを開き電源を入れてインターネットを見ています。教師が学習プリントを提示しようとすると暴言を吐き、教師を蹴ろうとしました。それ以上、強要すると癇癪を起し抑えられなくなるのでそれ以上は強要しないようにしているとのことでした。教室にいるほとんどの時間はインターネットばかりしているそうです。彼は自分のホームページを作ってブログの投稿...

June 7, 2018

 去年の7月8日の記事で「行動モーメンタム」という概念を紹介しました。行動モーメンタムというのは、行動分析家のNevinらが1980年代に提唱したもので行動の変化のしにくさ(変化抵抗)を表します。発達障がい児が他者からの指示に従わない行動(非応諾行動)も変化抵抗と言えるものです。逆に応諾行動が身に着けば、指示に抵抗を示すといった行動問題も減少することがわかっています。

 先日、ある通園施設に通っているお母さんからこんなエピソードを聞きました。歯科医院に行く事に対して抵抗を示す3歳児のお子さんについてです。家から歯科医院に出かけるのに「...

June 7, 2018

 宗像にあるあっぷぷーという放課後デイサービスは、サッカーを活動の中心に据えたユニークな試みをしています。運動を中心にした療育は、様々な効用があります。まず発達障がいのお子さんは、学校や様々な環境でストレスを抱えていることが多く、運動をすることは負のエネルギーの発散に効果があります。また適度な運動は行動問題のリスクを下げると言われています。

 中でも私が注目するのは褒められること、人に認められることの効果です。この事業所には、他の事業所では粗暴行為が多く利用を敬遠された子どもも何人か来ています。最初はルールを守らなかったり、粗暴行為も...

June 4, 2018

 ある日、保育参観の日に保育士のBさんは悩んでいました。その保育所にちょっとしたことですぐに癇癪を起す4歳児のA君がいます。A君のIQは70で自閉症の疑いがあると専門機関で言われています。みんなでの集まりの時間が無事に終わり、自由遊びの時間になりました。Bさんは念を押すつもりで「一緒に仲良く遊びましょうね」と伝えて、玩具を出して子どもたちを遊びに誘いました。

 その中でC君はミニカーを出して遊んでいました。同じようにミニカーが好きなA君は、C君のミニカー遊びに口を挟んできました。A君は「こうすると面白いよ」と言って、無理やりミニカーを...

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May 20, 2020