

ホールデンはいつの時代にもいるんだな
コロナの影響で仕事もなくなり、どこにも行けないので、最近は本を読んだり、DVDで映画を観たりしています。ビデオ店で見つけたちょっとマニアックな映画から、ふと「ライ麦畑でつかまえて」が気になり始めました。サリンジャーによって執筆されて半世紀以上経ちますが、全く色あせない。とい...


観察力を磨く
この本は西南女学院大学に勤めていた時に同僚だった先生が「これは勉強になるよ」というのを伝え聞いて読んでみようと思った本です。行動分析を元にした対人支援においては、ABC分析にしても行動を観察することが大切ですので参考になるだろうと思った次第です。...


ほめると子どもはダメになる
なんてことを言う著者だろう....と思い、ふと手に取って読んでみました。前に紹介した本もそうですが、まんまと出版社の術中にはまってしまったわけです。 よく読んでみるとなるほどと思うところもあります。要は子どもも甘やかせ過ぎると良くないよ、という主張だと思いますので、それはそ...


個を見つめるダイアローグ 村上龍×伊藤穣一
最近、注目しているMITメディアラボの伊藤穣一(ジョーイ)氏と小説家の村上龍氏の対談本です。2006年発行なので少し古いですが、内容は未だに新しい考え、思想を紹介していると思います。ジョーイ氏は、バリバリのITの専門家であり、ビジネスマンであるのだけれども、今までの古いタイ...


正高信夫著 天才はなぜ生まれるか(ちくま書房)
著者の主張は、過去の偉人が、なぜそのような歴史的な偉業を成し遂げたのかについて、「ある能力が欠如しているからだ」と逆説的な論法で解いていきます。様々な障害(異能)が、天才的な業績を生み出すということを6人の偉人の生涯から紹介するユニークな本です。他の様々な書籍でも取り上げら...


心の発生と進化
プレマックという心理学者は、「プレマックの原理」と「心の理論」で有名です。某大学の認知心理学の先生のゼミで紹介されて興味を持ち読むことになりました。私自身は、新行動主義の中でもスキナーの行動分析学を研究や臨床実践の基盤に置いています。私は長い間、プレマックは行動主義心理学者...