子どもの生活と大人の生活の違いとは?

岩国にある成人の生活介護施設のコンサルテーションをしている時に、ある職員から利用者Cさんの支援について質問がありました。 Cさんは生活介護の事業所に所属していますが、作業能力が高く、就労系の事業所に移行できるのではないかと職員は考えていました。保護者もその意向を持っておられるということでした。そこで、職員は「作業を取り組んで工賃を支払い、その工賃を自身の好きなことに使えるようにする」という支援目標を立てました。午前と午後のそれぞれで作業が終わったら評価ポイントをもらい、その評価ポイントを家庭と協力して現金と交換してもらい貯金箱に貯めていきます。Cさんは、ゲームセンターに行ってゲームをするのが好きなのでそこでお金を使う機会があります。 しかし作業のアセスメントでCさんは作業能力があり精度も高いことがわかっていたにもかかわらず、実際に仕事をしてもらうと作業実績にはムラがあり気分が乗らなかったり集中力が散漫だったりしました。職員は「Cさんは良い親に育てられて性格はいいんですが子どもっぽいんです。Cさんにはもっと大人になって欲しいんです。子どもと大人の違いって何ですか?」と質問されました。 私は、職員に「Cさんがゲームをするお金は工賃で賄っていますか?」と聞きました。すると「いえ、ゲームをするときは親がお金を出していますし、他にも買い物ではおこずかいをあげてるようです。」との答えでした。 気づきの方もいらっしゃると思いますが、Cさんには働くスキルがあり、お金をもらい、お金を使うスキルもあるけれども、何かが足りません。それが、作業に対する気分のムラや子どもっぽさにもつながっていると確信し

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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