VOCATIONAL SUPPORTS FOR INDIVIDUALS WITH ASPERGER SYNDROME

昨年、11月に早稲田大学の梅永教授の研究室を訪れた時に研究会で読んでいた論文を紹介します。梅永教授は、自閉症スペクトラムの人の就労支援を長年ライフワークとして取り組んでいらっしゃる専門家です。この論文は、18歳以上の就労経験のある成人18名に対するアンケート調査の結果を示したものです。その結果の一部を抜粋して紹介します。 まず

教室設定の仕方についてのセミナー

12月18日に小倉であった発達障害児を受け入れる教室で必要な環境設定に関するセミナーの様子を一部YouTubeにアップしました。放課後デイサービスや保育所からたくさんの参加者が集まりました。視覚的支援の方法が具体的にわまりました、視覚的スケジュールの作成と提示の仕方、家具の配置や設定などを学べたと意見をいただきました。 https://www.youtube.com/watch?v=rbiXn0APLPU https://www.youtube.com/watch?v=J05KP8XALC0 https://www.youtube.com/watch?v=XC18VslbHp0 https://www.youtube.com/watch?v=cUy8mWa2oSI 次回は新年の1月15日(日)は博多バスセンタービルで「自閉の強いお子さんへの対応」 2月12日(日)は小倉魚町センタービルで「自閉症のお子さんにわかりやすい教材作成」のセミナーを開きます。

移動時の壁叩き足踏みの激しい人の支援

先日に野田市にある社会福祉法人はーとふるのコンサルテーションに行ってきました。その中の生活介護の部署である「みそら」に重度の自閉症者の利用者で室内の移動時に壁を手で強くドンドン叩いたり足踏みが激しい人がいらっしゃいました。「みそら」も加藤所長を始め職員の方がABAに基づくABCモデルの支援を実施しています。ABC分析で行動の働きのアセスメント結果では手や足への感覚入力が優位であることが仮定されました。 このような不適切と思われる行動を示す人への通常の対応では、単純に行動を止めたり制止したりする対応がとられると思います。「叩かないでください」とか「止めます」というような制止の声かけをします。制止の対応をした瞬間は行動がやむかもしれません。その後も利用者の同じような行動が生じたら、職員は制止するといった対応を繰り返します。しかし安易に制止を繰り返すとその行動が新たに注意獲得の機能を持ってしまうことが多いのです。 だから「みそら」の職員は安易に声かけや制止をするようなことはしません。では放っておくのか?行動問題に対応するのにABCモデルでは4つの方略を提案します。①環境調整により行動問題を予防する②行動問題に置き換わる代替行動を身に付ける③ほかの行動を強化することに徹する④行動問題を弱化するのです。 職員の方は②行動問題に置き換わる代替行動を身に付ける方略を選択しました。ここで適切な対応を計画するのにABC分析の結果が重要になります。手で壁を叩く、足踏みをするのが感覚入力による強化をもたらしていることが推定されました。そこで計画した方略が次の写真です。 壁や床に叩いたり踏み鳴らすアイ

自立行動と対人行動の支援

あちこちの施設や学校に構造化による指導や支援に取り組むうえで誤解されていることがあると思います。「声かけをしないので対応が冷たい」「人を仕切りの中に閉じ込めて孤立化させている」というものです。これが原因で「構造化による指導」や「視覚的支援」を敬遠されている人がいると思うと伝える側の人間のひとりとして非常に申し訳なく思いますしとても残念です。 実際、構造化の支援の発祥の地ノースカロライナ州のTEACCHセンターの職員や自閉症支援の学校や就労現場での関わり方を見ているとちゃんとクライエントに「声かけ」はしてますし決して「孤立化」はさせていません。このことを支援者としてきちんと区別して取り組むために「自立行動」と「対人行動」を区別しておくことは大切だと思いました。

スタッフにも視覚的支援が必要

最近も依頼があって成人施設でコンサルテーションを始めましたが、どこの施設でもよく言われるのが職員間の関わり方や手続きの一貫性が保てないというものです。10月に訪問した時も作業の1つに玉ねぎの皮むきというものがあったのですが、ある利用者Aさんが作業を終わり休憩に入るまでの手続きについてパート職員のBさんが関わっていたのに対応が違っていたためにAさんは混乱していました。すぐに担当職員のCさんがBさんに手続きの説明をし直していました。 他にも十数人の利用者の方がいらっしゃっておそらく入れ代わり立ち代わり入るパート職員の方がすべてを記憶して対応するのは難しいと思います。そこで職員のためにも視覚的支援が必要なことを力説しました。すると前回訪問した11月にはすぐに写真のような対応マニュアルを用意されていました。利用者全員分です。結果、作業中にパート職員の間違った対応はほぼなくなったそうです。

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(同) ABC研究所は、自閉症スペクトラム障害 (ASD) に関する支援法について普及や啓発を行うことを使命にしています。自閉症支援は、応用行動分析 (ABA) とTEACCHプログラムに基づいた科学的方法論を基にしています。ABAは、自閉スペクトラム症をはじめとする発達障害の支援についてアメリカ連邦公衆衛生局によって科学的に効果が確認されている方法論として推奨されています。TEACCHは米国ノースカロライナ大学と州政府が中心となって州全体で取り組んでいる自閉症児者の包括的な支援制度で、そこで開発された構造化や視覚的支援などの方法論は世界的な自閉症支援の標準となっています。ABC研究所は、その使命を果たすために、自閉症スペクトラムの支援法に関する研修・セミナー、施設・学校でのコンサルテーション、コミュニケーションや学習教材の研究開発、個別の療育や相談を行っています。

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